「ショルダープレスをやっているが、肩に違和感が出る」
「効いている気はするが、正しいやり方なのか自信がない」
──こうした不安を抱えながらショルダープレスを行っている人は少なくありません。
ショルダープレスは、
肩の筋肉を効率よく鍛えられる代表的な種目である一方、
やり方を間違えると、最もトラブルが起きやすい種目の一つでもあります。
特に日本のビジネスエリートにとっては、
・肩の違和感が仕事に影響する
・慢性的な疲労やコリにつながる
・トレーニングそのものを中断せざるを得なくなる
といったリスクは避けたいところでしょう。
ショルダープレスで重要なのは、
重量や回数ではありません。
肩関節の構造を理解したうえで、正しいやり方を守れているかどうかです。
本記事では、なぜ肩を痛める人が多いのか、
どのような考え方とフォームで行えば
安全かつ効果的に肩を鍛えられるのかを体系的に解説します。
肩を鍛えながら、
仕事のパフォーマンスや日常動作を犠牲にしないために、
今一度「正しいショルダープレス」を整理していきましょう。
※本記事は、 運動を楽しめる環境づくりを目指す ライフフィットネスが運用しています。 自宅トレーニング環境の選択肢として 公式オンラインショップもあわせてチェックしてみてください。
ショルダープレス やり方を間違える人の共通点

結論からお伝えします。
ショルダープレスで成果が出ない、あるいは肩を痛めてしまう人の多くは、「肩を鍛える前提条件」を満たさないまま動作に入っています。
ショルダープレスは一見シンプルな種目ですが、
実際には肩関節・肩甲骨・体幹が連動して初めて成立するトレーニングです。
この前提を理解しないまま行うと、効果が出ないだけでなく、違和感や痛みにつながります。
重さを基準にショルダープレスを考えている
最も多い間違いは、
ショルダープレスを「どれだけ重い重量を挙げられるか」で評価してしまうことです。
肩は可動域が広く、非常に繊細な関節です。
重量を優先すると、
・動作が雑になる
・肘や手首で無理に押し上げる
・肩関節に不自然なストレスがかかる
といった状態が起こりやすくなります。
ショルダープレスは、
重量を上げる種目ではなく、肩を正しく使う種目です。
この認識がないまま行うと、成果から遠ざかります。
肩だけを動かそうとしている
ショルダープレスという名前から、
「肩の筋肉だけを動かす」と考えてしまう人も少なくありません。
しかし実際には、
・体幹が安定しているか
・肩甲骨が正しく動いているか
・首や腰で代償していないか
といった要素が噛み合って初めて、
肩に適切な刺激が入ります。
肩だけを意識しすぎると、
フォームが固まり、結果として首や腰に負担が逃げやすくなります。
可動域を理解しないまま上下させている
ショルダープレスで見落とされがちなのが、
肩の可動域には個人差があるという点です。
理想的な軌道を無理に再現しようとすると、
・肘を下げすぎる
・深く下ろしすぎて肩前側が詰まる
・反動で切り返す
といった動作が起こります。
これは「頑張っている」ように見えて、
実際には肩を守る動きができていない状態です。
上半身の疲労を無視して行っている
ビジネスエリートに特に多いのが、
仕事による疲労が残ったままショルダープレスを行うケースです。
デスクワークや移動が多い生活では、
・肩周りが固まっている
・姿勢が崩れている
・呼吸が浅くなっている
こうした状態でいきなりショルダープレスを行うと、
正しいやり方で動作を行うこと自体が難しくなります。
「効いている感覚」だけで正否を判断している
ショルダープレスでは、
・肩がパンプしている
・きつさを感じる
といった感覚だけで、
「正しくできている」と判断してしまいがちです。
しかし、
効いている感覚と、正しいやり方は必ずしも一致しません。
短期的な刺激ではなく、
違和感なく続けられているかという視点が重要です。
ショルダープレスで鍛えられる部位と肩の構造

ショルダープレスのやり方を理解するためには、
「どこを鍛えているのか」だけでなく、
肩という関節がどのような構造をしているのかを知る必要があります。
肩は、筋トレ種目の中でも特に構造が複雑な部位です。
この前提を知らずに動作だけを真似すると、
違和感や痛みにつながりやすくなります。
ショルダープレスで主に使われる筋肉
ショルダープレスで中心となるのは、
三角筋と呼ばれる肩の筋肉です。
特に刺激が入りやすいのは、
・三角筋前部
・三角筋中部
の2つです。
この2つは、
腕を前方・上方に押し上げる動作で大きく働きます。
そのためショルダープレスでは、
腕を「上に押す」という動作が自然に組み込まれています。
一方で、
三角筋後部は補助的に使われる程度であり、
別の動きで刺激を入れる必要があります。
肩関節は「安定より可動」を優先する構造
肩関節は、
人間の関節の中でも非常に可動域が広いのが特徴です。
この可動域の広さは、
日常動作やスポーツ動作では大きなメリットになりますが、
トレーニングではリスクにもなります。
肩関節は、
・骨同士の噛み合いが浅い
・筋肉と靱帯で支えられている
という構造をしています。
つまり、
正しい動きができていないと、関節が不安定になりやすい部位なのです。
肩甲骨の動きがショルダープレスの質を左右する
ショルダープレスは、
肩の筋肉だけで行う動作ではありません。
実際には、
・肩甲骨がどの位置にあるか
・押し上げる際にどう動いているか
によって、
肩への負担と刺激の入り方が大きく変わります。
肩甲骨が固まったまま行うと、
腕だけで無理に押し上げる形になり、
肩関節にストレスが集中します。
首や腰が代償しやすい理由
ショルダープレスでよく見られるのが、
・首をすくめる
・腰を反らせる
といった代償動作です。
これは、
肩や肩甲骨がうまく動かない分、
別の部位が動きを肩代わりしている状態です。
肩の構造を理解していないと、
「持ち上げられた=正しい」と勘違いしやすくなります。
なぜショルダープレスは「フォーム」が重要なのか
ここまでの構造を踏まえると、
ショルダープレスは、
・重さを扱う種目
・勢いで押し上げる動作
ではなく、
関節をコントロールしながら行う種目であることが分かります。
やり方を誤ると、
鍛えたいはずの肩ではなく、
首・腰・肘といった部位に負担が逃げてしまいます。
正しいショルダープレス やり方と基本フォーム

結論からお伝えします。
ショルダープレスの正しいやり方は、「肩を上げる動作」ではなく「安定した状態で上方向に力を伝える動作」を作れるかどうかで決まります。
ここでは、ビジネスエリートが自分一人でも再現できるよう、
ショルダープレスのやり方を段階的に整理します。
スタートポジションで8割が決まる
ショルダープレスは、
押し上げる動作よりも、構える位置が重要です。
基本となるポイントは以下です。
・足裏が床にしっかり接地している
・骨盤が立ち、腰を反らしすぎていない
・胸を張りすぎず、背骨が自然に伸びている
この状態が作れていないと、
押し上げる動作の途中で必ず代償が起こります。
ダンベルやバーの位置を正しくセットする
ショルダープレスのやり方で重要なのが、
スタート時の器具の位置です。
・肘は肩の真下か、やや前
・前腕は床に対してほぼ垂直
・器具は肩の真上に収まる位置
この位置関係が崩れると、
肘や手首で無理に押し上げる形になります。
重さを扱う前に、
正しい軌道に器具が乗っているかを必ず確認します。
押し上げる動作は「真上」を意識しすぎない
ショルダープレスでは、
「真上に挙げる」意識が強すぎるとフォームが崩れます。
正しくは、
・顔の横を通すイメージ
・頭の位置は動かさず、器具が通る
・肩甲骨が自然に動く余地を残す
という感覚です。
器具を避けるために首を引いたり、
腰を反らせたりするのは誤りです。
下ろす動作で肩を守る
多くの人が意識するのは押し上げる動作ですが、
ショルダープレスでは下ろし方が非常に重要です。
・肘を急激に落とさない
・肩がすくむ位置まで下ろさない
・反動を使って切り返さない
下ろす局面でコントロールを失うと、
肩関節への負担が一気に増えます。
呼吸と体幹の関係を無視しない
ショルダープレスのやり方では、
呼吸も重要な要素です。
・押し上げる時に息を止めすぎない
・腹部に軽く力を入れ続ける
・体幹が抜けないように意識する
呼吸が乱れると、
体幹の安定が失われ、フォームが崩れやすくなります。
重量設定は「余力が残るか」で判断する
正しいショルダープレスのやり方では、
限界まで追い込む必要はありません。
・最後までフォームが保てる
・肩に違和感が出ない
・次回も同じ重量で行える
この条件を満たす重量が、
ビジネスエリートにとって最適な設定です。
ショルダープレス やり方で起こりやすい典型的な誤解
ショルダープレスを続けているにもかかわらず、
・肩に違和感が出る
・効いている感じが安定しない
・重量が伸び悩む
といった状態に陥る人は少なくありません。
その多くは、
フォーム以前に 考え方の誤解 を抱えたまま取り組んでいます。
この章では、
日本のビジネスエリートに特に多い
ショルダープレスのやり方に関する誤解を整理します。
誤解① 重い重量を扱えるほど正しいやり方だと思っている
ショルダープレスでは、
重量が増えるほど「成長している」と感じやすくなります。
しかし肩は、
構造的に高重量に耐えることを前提とした関節ではありません。
重さを追いすぎると、
・腰を反らせて押し上げる
・首をすくめて持ち上げる
・動作の途中で軌道がズレる
といった代償動作が起こりやすくなります。
ショルダープレスのやり方が正しいかどうかは、
重量ではなく再現性で判断する必要があります。
誤解② 肘を真横に開くほど肩に効くと考えている
肘を大きく開いたフォームは、
一見すると肩を使っているように見えます。
しかし実際には、
・肩前側が詰まりやすい
・関節への圧迫が強くなる
・可動域が制限される
といったリスクを伴います。
肘の位置は、
真横ではなく やや前方 にある方が、
肩関節にとって自然な角度になります。
誤解③ 押し上げた位置でロックアウトするのが正解だと思っている
腕を完全に伸ばし切るロックアウトは、
「やり切った感」を得やすい動作です。
しかしショルダープレスでは、
ロックアウトを強く意識すると、
・関節に負担が集中する
・筋肉への刺激が抜ける
・反動を使いやすくなる
という問題が起こります。
重要なのは、
力が抜ける位置まで伸ばさないことです。
誤解④ 肩がすくむのは仕方がないと思っている
押し上げる途中で肩がすくむ動作を、
「仕方がない」と捉えている人も少なくありません。
しかし肩がすくむということは、
・首に負担が逃げている
・肩甲骨の動きが破綻している
状態を示しています。
この状態で続けると、
肩だけでなく首や僧帽筋に慢性的な張りを残します。
誤解⑤ 違和感が出てからフォームを見直せばいいと考えている
ショルダープレスでは、
「痛くなってから修正すればいい」と考えがちです。
しかし肩のトラブルは、
・違和感 → 張り → 痛み
と段階的に進行します。
違和感が出た時点で、
すでに負担は蓄積しています。
ショルダープレスのやり方は、
痛みが出る前に調整するものです。
ショルダープレスを安全に続けるために見直すポイント

ショルダープレスは、
正しいやり方で行えば肩を強く・安定させる優れた種目です。
一方で、やり方を誤ると、
最もトラブルにつながりやすい種目でもあります。
ここでは、
日本のビジネスエリートが
仕事とトレーニングを両立させながら
ショルダープレスを長く続けるために、
最後に見直すべきポイントを整理します。
ショルダープレスを「成果を出す種目」にしすぎていないか
ショルダープレスを、
・成長を測る指標
・重量更新を狙う種目
・自分を追い込むメイン種目
として扱いすぎていると、
無意識のうちに負荷が過剰になります。
ビジネスエリートにとってのショルダープレスは、
肩を強く保ち続けるための手段であり、
毎回限界を試す必要はありません。
仕事による疲労を前提に組み込めているか
デスクワーク、移動、会食などが多い生活では、
肩や首まわりは常に疲労を抱えています。
その状態を無視して
トレーニング時のフォームを判断すると、
・いつもと同じやり方ができない
・違和感が出やすくなる
・集中力が落ちる
といった問題が起こります。
ショルダープレスは、
その日のコンディションに合わせて微調整する種目だという認識が重要です。
毎回同じやり方に固執していないか
ショルダープレスのやり方は、
一度覚えたら固定すべきものではありません。
・座り姿勢か立ち姿勢か
・可動域をどこまで取るか
・回数と負荷のバランス
これらは、
体調や疲労度によって変えて問題ありません。
同じやり方を守り続けるより、
無理なく再現できるかどうかを優先すべきです。
違和感を「様子見」で済ませていないか
ショルダープレスで感じる違和感は、
多くの場合、突然ではなく徐々に現れます。
・押し上げる途中の引っかかり
・下ろす時の不安定さ
・終わった後の重だるさ
これらは、
やり方を修正すべきサインです。
「次は大丈夫だろう」と流してしまうと、
結果的に長期離脱につながる可能性があります。
ショルダープレスの目的を見失っていないか
最後に、最も重要な視点です。
ショルダープレスは、
・見た目を良くするため
・強さを誇示するため
に行う種目ではありません。
本来の目的は、
・肩関節を安定させる
・姿勢を支える
・日常動作を快適にする
ことにあります。
この目的から外れた瞬間、
やり方は崩れ、リスクが高まります。
まとめ|ショルダープレス やり方の本質
ショルダープレスのやり方で最も重要なのは、
「正しい形を再現し続けられるかどうか」です。
・重さを追いすぎない
・肩の構造を尊重する
・その日の状態に合わせる
・違和感を早期に修正する
これらを守ることで、
ショルダープレスは
肩を壊す種目ではなく、
肩を守り続ける種目になります。
忙しい日常の中でも、
安心して続けられるショルダープレスを身につけることが、
長期的な身体づくりと仕事のパフォーマンス向上につながります。
自宅に、ジムという選択肢を。
運動を続けられるかどうかは、
やる気ではなく「どんな環境を選ぶか」で決まります。
LifeFitnessは、
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